ヒューマノイドロボット班
背景と目的
![](./images/humanoid/robo.jpg)
そこで本研究では、小型ヒューマノイドロボットを用いて、外の環境を認識し自律的に行動できるヒューマノイド型ロボットの開発を目的としています。
研究内容
オプティカルフローと加速度センサ情報の相補的統合による歩行ロボットの注視制御
![](./images/humanoid/3d-head.jpg)
オプティカルフローを用いた注視制御
画像中の特徴点の動ベクトル(オプティカルフロー)を用いた注視制御は、正確に目標の位置を検出することができます。しかし、画像情報の更新は毎秒30フレームと遅いため、急な動きに対応できないという欠点をもっています。(下の図が実験風景と急な動きに変化したためトラッキングが失敗した例です。)加速度センサ情報を用いた注視制御
加速度センサ情報(3軸加速度+3軸角速度)を用いた注視制御は、目標との相対位置関係が分からないという欠点をもっている代わりに、毎秒250回と高速に更新されます。また、自身の姿勢も画像情報より正確に知ることができます。オプティカルフローと加速度センサ情報の相補的統合による注視制御
双方の問題を解決する策として、普段は高速で更新される加速度センサ情報を用いて注視制御を行い、たまに更新される画像情報を用いて目標とのズレを補正するという制御方法を提案しました。状態推定のオブザーバーとしてカルマンフィルターを用いることにより、精度の向上を図りました。